恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
「俺ら、サッカーサークル入ろうと思ってんだよね。」

明石くんと益川くんは同中でサッカーやってたらしい。

「へぇ。サッカー楽しそうじゃん。」

まゆりが益川くんと楽しそうに会話してるのを横目に見ながら、

碧斗もサッカーやるのかな?けど、特進だし…勉強忙しいからやらないか…
なんて考えていた。

「なぁ。杏ちゃん。料理研究会入んの?」

明石くんがわたしの席の前の椅子に反対向きに座っている。

前の女子は休み時間になると別のクラスの友達のところに行くらしく、ほぼ留守なのだ。

「うん。まゆりと相談して、そうしよっかって話になってるよ。」

「そっかー。食べたいなぁ。杏ちゃんの手作りお菓子。」

「え?」

思わず、碧斗の顔が浮かぶ。

碧斗は好き嫌いが多くて、お菓子にしたって、甘すぎるのは×とか、ドーナツ、カステラ、バナナもだめとか…
いろいろあるから大変なのだ。
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