恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
卒業式の日のことだった。

式が終わって、碧斗に待ってるよう言われて、わたしはひとりポツンと教室にいたのだけれど、なかなかこないので探しに行くことにした。

もうみんな帰ってしまって、他の女子たちは夜の謝恩会のためのオシャレのために美容院いったり、忙しくしてることだろう。
わたしはそういうキラキラしたものにはやっぱり地味子だから縁がなかったし、行ったところでまたほかの女子たちにいじめられるのが落ちだから行くわけはなかった。

だから、はやく家に帰って部屋にこもって今日は碧斗もいないから大好きなイケメン俳優さんがでている恋愛映画でも見て、キュンキュンしたいと思ってたところだったのだ。

中庭を歩きながら、キョロキョロ碧斗を探していたら、校舎の間に制服の端が見えた。

きっと碧斗だ。
なんとなく、彼女と一緒のような気がした。

声が聞こえる。
結構怒ってる感じの…。

ケンカ?

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