恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
「まぁまぁ。ひとり腹くだしちまってさ。足りないんだよ。頼むわ。」

「だから何をだよ!?」

さっきからなんだ。コイツ!

「フットサル。今から練習試合なんだ。メンバー足りないから、よろしく。」

「フットサル?」

小笠原とフットサル?

その組み合わせがあまりにおかしくて俺は吹き出しそうになった。

だって…厚底のメガネかけてて…髪ボサボサで…前髪長くって顔ろくに見えねーし…
今まで勉強だけしかしてませんって顔してるし、いかにもスポーツなんて縁がなさそうな…

「おま…フットサルなんてやってんの?」

「ああ。小学校からサッカーやってるし、お前のことも…」

なんかおもしろそうな気がしてきた。
高校入ってからロクに体も動かさず勉強ばっかさせられて、さらに昨日杏にあんなことしちまって、自分にも嫌気さしてムシャクシャしてるし…
フットサルで軽く汗ながしたら…

「わかった。助っ人受けてやる。」

俺は2つ返事で胸をたたいていた。


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