恋するオオカミ〜不器用だけと一途なんだよ!
「あーそうだよ。俺はずっと保育園の頃から片想いしてんだよ。実るかどうかわかんねー片想いをな。」

なんかぶっちゃけたくなった。
コイツは…わかってくれる気がした。

俺は杏と俺の出会いからをかいつまんで説明した。

「ふうん。歪んでるな。」

「は?」

「屈折しすぎだろ?その愛。まったく相手につたわってねーじゃん?」

っ……。

言葉に詰まる。

「そんなん…お前だって同じだろ?妹のためにワザとダサ男になるとか、終わってんだろーがよ。」

「かもな。だから俺たち似てんだよ。」

「だな。」

そして俺たちは笑った。

「まぁ。今日は楽しかったよ。」

話し込んでたら知らない間に電車に乗ってて、次の駅で降りるんだと小笠原は言った。

「またこいよ。」

そして俺たちはLINEを交換して別れた。

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