本当にこんな私でいいですか?
「分かりました」

間宮先輩は他の職員さんの中でも一番丁寧に連絡帳書く人だ。

【子どもたちは大事な時期の半分の時間を私達に託してくれている】

というのが間宮先輩のモットーで、本来ならば多少めんどくさい雑用でも進んでやる人としても素晴らしい方だ。


【なんとかできたかな】

ふーっと息を吐きながら、間宮先輩は連絡帳をファイルに入れていく。


「先輩、終わりました。
ご確認お願いします」

【すごく丁寧にかけてる、本当に助かった、ありがとう!】

「いえ、こんなことぐらいしか出来ませんから」

【有安さん謙遜しすぎ。あ、ちーちゃんのお母さんが来た】


そう言うと千尋ちゃんの連絡帳ファイルを手にとって、お母さんのところに駆け寄っていった。

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