本当にこんな私でいいですか?
「どうぞ」

ココアをマグカップに注いで、考え事をしている川上先生の所に持って行った。

『あー、ごめんありがとう』

「千尋ちゃんて大きな音や
たくさんの音が苦手な子でしたっけ?」

えっ!?というような顔をして私の方を振り向いた。

『知ってたんだ…』

「延長保育でみんなと遊んでる時もよく耳を塞いだり、少し違う場所に行ったりとかしていたんで、何となくそうなのかなって思ってました」

『ごめん、ちょっと詳しく教えてくれないかな?』


私は自分の障害にも関係するから、少し躊躇いながらも話し始めた。

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