大好きな旦那様と離婚に向けて頑張ってます?!【完】
流石に全身筋肉痛だった私に無体な事はしないように、悠真はちょっと濃いスキンシップばっかりだったけど、最終的にはそういう流れになってしまった。
素面で一夜を共にするのは結構……、いやすごく恥ずかしかったが、悠真の知らない新たな一面を見る事が出来た。
全然昨夜の事を覚えていなかったもの……。
いつもは王子様って感じなのに、パクリと丸々飲み込まれてしまいそうな荒々しさというか、強引さがあった。
思い出すだけでもう恥ずかしすぎる……。
いつの間にか寝てしまっていた私がふと目を覚ますと、悠真にガッチリと抱き締められていて、更に気恥しい思いをした。時間はまだ夜中だろう。カーテンから陽の光が差し込む気配すら見せない。
赤面をしつつ、隣で穏やかな寝息をたてている端正な顔立ちの男の頬に指を滑らせる。すべすべの肌をしていた。
「伊ヶ崎悠真です。神奈川の高校から転校してきました。これからよろしくお願いします」
ダークブラウンのサラサラそうな髪。鼻筋は高く、目元は少し冷たそうな切れ長。肌は白くて、彼はいかにもいい所の御曹司という雰囲気だった。