お願いだからそばにいて
《連side》
3人で勉強会が終わった。
その日の夜、愛梨から電話がかかってくる。
「もしもし?」
「あ、愛梨?何?」
愛梨は俺の好きな人。
俺にとって大事な人だった。
「えへ、今から連の家行っていい?」
「はあ?何言って…」
「行くからね、じゃっ」
「おい、まっ…」
ブチッ
電話が切れる音がする。
嫌な予感がした。
俺は夜だったら何をするか分からない。
もし襲ったりしてしまったらどうしようと思った。
「連」
びっくりして振り返るとそこに愛梨がいた。
夜に見るからかいつもより可愛く見える。
「な、何しに来たんだよ」
「話が、したくて…」
愛梨は怯えるような顔をして、俺に抱きついた。
「電話じゃ、足りない…!1人じゃ、怖い…」
好きな人が、愛梨が俺を頼ってくれたのがすごく嬉しかった。
「…いいよ」
「え、ほんと?」
「うん」
そして少し話していたら、愛梨は寝始めた。
可愛いすぎて、理性がもたなくなりそうだった。
俺は耐えきれなくなって愛梨にキスをした。
どうしよう、俺…
そしてそのまま、眠りについた。
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