歌舞伎町ボーイズ
 人間はいろんなものに絶えず揉まれれば、自ずとそうなる。


 コウジもスマホばかり弄っているようで、実際は単なるネットオタクじゃない側面があった。


 アイツの頭の中は、どこか思考回路が違うのだ。


 並じゃなくて。


 それに、新宿自体、いろんなものや情報などが溢れ返っている。


 日常では、ハラハラするようなスリルと、常に隣り合わせなのだった。


 もちろん、その街の中でも、歌舞伎町は断トツでサスペンスに満ちている。


 以前から、新宿署や警視庁のその手の専属捜査班の刑事たちが、出入りを繰り返していて国が作った厄介な法律なども各種適用されていた。


 別に俺たち自体、街のルールを守らないというわけじゃない。


 だが、警察はいつも見張っている。


 時折、私服などの格好をして。


 お互い、話せば素直に分かり合えるような間柄じゃなかった。
< 150 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop