お隣のイケメン先輩に、365日溺愛されています。



首をブンブン横に振って、何度も自分にその気持ちは気のせいだって言い聞かせる。


けど、首を振りすぎたせいで頭が痛くなってクラッときた。


「……なーにしてんの。ってか、まだ熱下がってないんだから起きちゃダメじゃん」


首の後ろと背中に先輩の腕が自然と回ってきて、そのまま軽く持ち上げられてベッドに戻された。



「あの先輩、学校は……?」

「あー、休んだ」


「わ、わたしのため……ですか?」


ちょっと自惚れたかもしれない。


「……さあ。どーでしょう」


答えてくれない、ずるい。

きっとわたしが求めてる答えをわかってるうえで、こうやって誤魔化してくるんだから。



「ただ……サボりたかった、だけ……ですか?」

「……」


ほら、今度は黙るから。

表情が崩れてくれればいいのに、全然崩れない。


なんか聞いてるこっちが必死になってるみたいで、少しだけ惨めに感じた。

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