完璧美女の欠けてるパーツ
これはヤバい。絶対ヤバい。
ダメダメダメダメ!
ただ捨てたいだけで
誰でもいいなんて絶対いけない!
大好きな梨乃さんには幸せになってほしい。心から愛する人と結ばれてほしい。
彼女の言い分はわかるけど、それこそ色々な考えを持っている男達がいて、初めてが重いと思う男もいるかもしれないけど、逆に感動する奴らも沢山いると説得するが、突っ走る梨乃さんにそんな言葉は響かない。男子中学生のようにヤルことしか頭から離れない。このままでは出張ホストを呼んで愛のない性交渉をして終わらせそうだ。それだけは絶対避けたくて、僕は同じビルの優良株をチョイスして梨乃さんに勧めて、どうにか愛のあるセックスをしてもらおうと心に決めた。
それからが忙しかった
仕事をしながら、どう探そうかと悩んでいると、蛇の道は蛇という言葉を思い浮かべる。男性査定があるのなら、女性査定もあるはず。
僕は社内の女性達にカフェのコーヒーを貢いで、いとこが婚活中設定という嘘をついて、事務所で話を聞いた。
「35階の法律事務所の高崎さんとなら結婚したい」
古株の前橋さんがクールに言うと、他の女子達も同意する。
「5階のインストラクターの遠藤君と遊びたい」
「遊ぶならパンケーキ屋の佐々木君が可愛いけど、婚活目当てなら21階は越えましょうよ」
派遣社員の若手が言うと、同じ事務所の男性たちは悲しい顔でパソコン画面をただ見つめる。
遠慮ない正論って怖い。どうしてここは20階なんだろう。