甘味好き御曹司とお見合い結婚!?

夜まで楽しく回ってショッピングストリートでは、お菓子からぬいぐるみまでたくさん買ってしまった。
実は可愛いものに目がない私は、すっかりぬいぐるみコーナーにくぎ付けになり、そんな私を見て高峰さんは言った。

「このクマの男の子と女の子、ネコのが気になってるんでしょう? 諦めずに全部入れちゃえばいいんだよ? それで、ありがとうって一言があれば俺かなり喜んで買っちゃうからさ」

そんな事を甘やかな笑顔で言われてしまって、タジタジになる私を笑って見ている高峰さん。
彼のそんな優しさと余裕に、またたまにしか来れない事を考えて彼の言葉に甘えてしまった私。

「ありがとうございます! ずっと気になってて、嬉しいです」

きっとかなりの満面の笑みで間違いなかったと思う。
私の言葉に、高峰さんは少し頬と耳を赤らめて言った。

「あぁ……、夏乃ちゃん可愛すぎる。ちょっと反則的なくらい可愛いんだけど、俺は理性を試されてるのかな?」

その言葉に首を傾げると、高峰さんは甘い笑みで言った。
< 41 / 52 >

この作品をシェア

pagetop