愛というもの~哀しみの中で~
「強引に酒勧められて…何杯か飲んだのは覚えてるけど…。最近寝不足って言うか…クリスマスに茉莉としてから俺、我慢出来なくなってきてて…茉莉の横で寝てても眠れないことが多かったんだ…」

そんな告白されると思ってなくて驚いた。我慢してたの?

「な、なんで?我慢なんか…」

「だってさ、たがが外れたら何するかわからないって言うか…茉莉が怖いこととかしてしまったら…だから我慢してた。それで何杯かで酔ってたぶん寝ちゃってて、記憶ないけど女の子とホテル入ってた。後からそいつの友達を問いただしたら酒に眠くなる風邪薬混ぜられてたみたいでさ、味とかで気づけなくて…」

「薬ってそんなの飲んで大丈夫だったの?」

「あぁ、次の日頭痛かったけど、それだけ。ただこれだけは言える。俺、何にもしてないから。薬混ぜられてたし、酒入っててたぶん勃たなかったし…茉莉じゃないし…」

更に私にしがみついた腕の力が強くなった。

「大吾、肩痛いよ。わかったから一度離して?」

大吾は首を横に振って離してはくれなかった。

「ごめん、あの日驚いただろ?いっぱい泣いた?本当にごめん。1人にしてごめん、不安にさせてごめん…朝まで起きれなくて…起きて時間見てとりあえず遅刻だったから仕事行ったんだ。」

「わかった。私も、信じてなくてごめんね。事故とか起こさなくて良かった。」
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