愛というもの~哀しみの中で~
17
その夜、久々に家で大吾とゆっくりとすることができた。
お風呂に入るって言うと中までついてきて、まだお腹も大きくないのに足先とか背中とか洗ってくれた。
二人でつかるには少し狭かったけどそんな大吾の優しさがうれしい。
お風呂から上がってあまり食べれてない私にホットはちみつレモンを作ってくれた。
リビングのソファで飲んでいると大吾が私の隣に座って真剣な顔で私の右手を握った。

「あの…茉莉、俺まだちゃんと資格取るまで1年学校もあるし、それからも実務経験積んでやっと目指している資格が取れるからまだまだ道のりは遠いけど仕事は一生懸命がんばります。不自由なこともあるとは思いますが、正式に俺と結婚してください。」

大吾が緊張しているのがわかる。
私はもうそのつもりだったし、まさかきちんとプロポーズしてくれるなんて思ってもなくてまた一気に涙が溢れた。

「はい。私も一生懸命がんばります。私だって子育てしながら資格を取っていきたいと思います。うぅっ…私を大吾のお嫁さんにしてください。」

私は泣きながら大吾に言うと、大吾の目からも涙が溢れてきた。
ゆっくりと右手を大吾のほうに引かれ、優しく抱きしめられた。

「幸せになろうな。世間的に順番が違うって言われるかもしれないけど俺は初めからそのつもりで付き合ってたし、はやく茉莉の家族を増やしたかったんだ。」

「うん。ありがとう。大吾の気持ちがすごくうれしい。私の初めての家族が大吾で本当にうれしい。」
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