幼なじみの不器用な愛情
隆弘は唇をギュッとかみしめて華のもとへ戻った。
2階の華の部屋はそのままになっていて隆弘は華を抱き上げて華の部屋へ運んだ。

薬を飲み、華は眠っている。
そっと華の体をベッドに横にして体に毛布を掛ける。

そしてその中に手を入れてそっと華の腰に巻いていた自分のシャツを華の帯を緩めた。

ベッドの横に座り華の額にかかる髪を撫でる。

「お前・・・いつからそうやってひとりで苦しんでたんだよ・・・」
そうつぶやき隆弘は華の小さな手をそっと握った。

華の寝顔を見つめたまま隆弘は眠れぬ夜を明かした。
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