幼なじみの不器用な愛情
「ちょっとお前の部屋いいか?」
「了解。」
隆弘は家の玄関のカギを持っていない。

華の部屋と隆弘の部屋は隣同士でベランダが近い。二人は昔よくお互いの部屋を行き来していた。もう何年もしていないが・・・。

華は自分の部屋に隆弘を案内した。

隆弘は華の祖母が亡くなってからなかなか家の中には入っていなかった。

そこには祖母のものがそのままの場所に置かれていた。

ここにたった一人で・・・

隆弘は余計に切なくなった。


複雑な想いを抱えたまま隆弘は華の部屋から自分の部屋へ戻った。
< 15 / 305 >

この作品をシェア

pagetop