目覚めると、見知らぬ夫に溺愛されていました。
昼食に蓮司さん特製『トロトロ卵のデミグラスソースのオムライス』を食べ、私達は買い物に出掛けた。
今回行くのは海岸通りではなく、その真裏で山沿いにある産直市だ。
海岸通りの出店は観光客に向けてのもので、地元の人は食品の仕入れにこの産直市を利用する。
昨日見た古民家カフェやフレンチレストランも看板に『無農薬、新鮮野菜』と書いていたから、地元(ここ)で採れた野菜や魚を使っているんだと思うう。
この地産地消という理念には私も共感出来るところがあって、俄然産直市に行きたくなり、蓮司さんにお願いした。

「えーと、ここかな?」

黒のSUVは、静かに左にウィンカーを出し『産直市、愛彩園』の看板を通り抜けた。
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