甘々上司は今日もうさぎちゃんに夢中


「...間接キス...になっちゃう...」


話していて、だんだん語尾が小さくなっていく。


「...っ!もうダメだ...!」


そう聞こえたと同時に、ソファーのリクライニングが倒されて、真上には誠司さんの顔があった。


「うさぎちゃん、ここがどこか分かってそれ言ってるの?」

「え?誠司さん...の家...?」

「はぁ...、来た時からうさぎちゃんが可愛すぎて可愛すぎて、理性保つのに必死だったのに...」

「...?」


何故かいつものテンションに戻った誠司さん。


「...うさぎちゃんが悪いんだからねっ!...目、つぶってて」


何が悪いのかは分からないけど、そう言われて、私は目をつぶってしまう。

そして、甘いキスが降り注いだ。


セカンドキスは、ミルクティーの味がした。


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