絶対的Beast
大和先輩……ほんとは……。

「……行くぞ。片付けが残ってる」

スっと、大和先輩は私から視線を逸らし、逃げるように部室から出ていった。

部室にポツンと残された私……。

そして、ポッカリ穴が空いたような感じの私の心。

大和先輩のあの顔を思い出すだけで、なんともいえない苦しさで胸が締め付けられる……。

私……なんでこんなに胸を痛めてるの?

どうして、大和先輩のことをこんなに考えてるの……?

……もしかして……私──────────
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