身代わり婚~偽装お見合いなのに御曹司に盲愛されています~
「軽くお酒飲む?」
「え?ああ、大丈夫です!まだお昼ですし、美味しいものでお腹いっぱいになりたいです」
急に振られた私は、バカみたいな発言をしてしまう。

「そうか、じゃあピザも頼もうな」
クスクスと笑ながら店員さんにオーダーをすると、大村さんはテーブルの上で手を組んで私を見た。
大村さんが幾分リラックスをしているように見えて、私は少し悩んだ後、疑問を口にする。

「大村さん、どうしてこのお見合いを?」
その私の質問に、大村さんは少し考えるような表情をした。
「この店さ、俺の友人の店なんだ」
思っていた答えと全く違い、私はきょとんとした。
「そうなんですか?大村さんならもっと高級なお店と思ってたので納得……」
私のバカ!高級なお店に行きたかったみたいじゃない……。

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