身代わり婚~偽装お見合いなのに御曹司に盲愛されています~
その反応が不安で私は、手をとめてジッと反応を待つ。

「うまい」
その言葉にホッと胸をなで下ろすと、私もお味噌汁に手をつけた。

終始笑顔でごはんを食べてくれた大村さんにホッとする。
「お茶か、コーヒーでも入れましょうか?」
そう言って立ち上がろうとした私だが、手を握られ驚いて大村さんをみた。

「待って」
真剣な瞳の大村さんに、私は何も言うことができずもう一度椅子に座った。
「両親や祖父からもなるべく早くと言われているんだ」
「何をですか?」
「結婚」
そのストレートなセリフに私は何も言えなくなる。
「正直、今はまだ考えられないだろ?」
見透かされたように言われ、私は小さく頷く。
大村さんがどうとかではなく、もちろん私はお姉ちゃんではないのだから、このままでいい訳がなない。

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