身代わり婚~偽装お見合いなのに御曹司に盲愛されています~
自分に起こったことが現実ではないような、なにかふわふわした気持ちで落ち着かない。
久し振り、いや、初めてかもしれないこんな気持ちに私は戸惑うしかなかった。

眠れない……そう思うも、私はいつの間にか眠りについていた。

次の朝目が覚めてゆっくりと起き上がると、私はここが自分の家でないことを思い出した。

部屋の中は温かく窓の近くに行き、くもったガラスをそっと指でなぞる。
一面真っ白な銀世界が広がり、窓の外はまだ雪が舞っていた。

そっとスマホに手をすべらせれば、電車も止まっていて、会社からも自宅待機の連絡がはいっている。

急ぐ必要がないことがわかり、私は小さくため息を付くと部屋を見回した。

このゲストルームにはバスタブはないがシャワーもついており、洗面台もある。
しかし、来ていた服はどこだろう?
そんなことを思っていると、ドアがノックされる。
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