身代わり婚~偽装お見合いなのに御曹司に盲愛されています~
次に目を覚ました時、ずいぶん体調は良くなっていた。
カーテンの向こうから、日が差し込んでいることに気づき、ハッとして時計を見る。
デジタル時計の文字はあろうことかお昼を回っていた。

噓でしょ?

啞然として起き上がると、視界が歪みあわててベッドへと座り込む。
もちろん隣に悠人さんの姿はなく、私はベッドにある手紙に目を止めた。
仕事に行くけど、なにかあればすぐに連絡すること、もう一つは私の実家に連絡をいれて会社には休むと伝えてもらったと書かれていた。


とりあえず無断欠勤じゃないことにホッとすると、まだ本調子とは程遠い体をなんとか引きずりおこした。

明日香から聞いた話によれば、悠人さんは今大きな仕事をまかされていて、とても忙しいはずだ。
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