Half in Doubt

些細な言葉で言い合いになることも、メンバー同士疑い合うことも、普段はないのに......。
これも全部、ゲームのせいだ。
今日で3日目を迎えるこのゲームに、みんなの精神は確実に蝕まれていた。

部屋に戻ろうとした私の腕が、誰かにつかまれる。
その手の主は、亮平だった。

私たち以外のメンバーの姿が見えなくなってから、亮平は小さな声で耳打ちした。

亮平「次の投票の時、照くんに入れてほしい」
すみれ「えっ?」

亮平からのお願いがあまりに突然すぎて、思わずあたりをキョロキョロと確認してしまう。
誰も見ていないことを確認してから、私もそっと口を開いた。

すみれ「何か考えでもあるの?」
亮平「うん、票を分散させたいんだ。さっきのことを思い出してほしいんだけど」

亮平はみんながいれる票を予想していた。

亮平「照くんと愁が対立してたことを考えると、2人はお互いに票を入れ合うと思う」
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