Half in Doubt

愁「自分が怪しまれたくないから他のメンバーを疑ってる、っていう風に見えるけど」
翔太「いやいや秋川くん、照くんが宏太を石にするはずないよ」
愁「そこを狙ったとしたら?」

え......?

翔太「なるほど。意外なメンバーを石にすれば、怪しまれないと思ったってことか」
照「想像だけで決めつけるんじゃねぇよ!」
愁「だったらすみれのことも決めつけるなよ!」
亮平「2人とも、やめろって」
翔太「とりあえず1回落ち着こう」

今にもつかみ合いになりそうな2人の間に亮平と翔太が割って入る。
しばらくの間、そこには沈黙が流れた。

翔太「......なんか、これから朝ご飯、って気分じゃなくなっちゃったね」
愁「山田、俺の分の飯はいいわ。適当に食べるから」
照「俺も」
亮平「......わかった」

険悪な空気のまま、みんなバラバラに分かれて部屋へ入っていく。
私はそれをただ見ていることしかできなかった。
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