Half in Doubt
すみれ「そういうことなら、もちろん」
これでまた犠牲者を出さずに済むかもしれない。
亮平が昨日私を助けてくれたように、私もみんなを助けたい。
そんな思いで、私は亮平に言われた通り照に投票した。
......それなのに、こんなことになるなんて。
投票時間は無事に終了し、今回は再投票も行われなかった。
安堵しているところに鳴った黒電話の音が私に届けたのは、亮平の沈んだ声だった。
亮平「すみれ、ごめん。失敗した......」
すみれ「え?」
通話はそこで途切れ、その直後に部屋のドアがノックされる。
亮平かな?
そう思って開けたドアの向こうにいたのは。
すみれ「......愁」
愁は私の姿を見ると、ホッとしたような悲しいような、何とも言えない顔をした。