Half in Doubt
愁「阿部くん、どうだった?」
大輝「うーん、まあまあかな。ちなみにトイレもちゃんと流れたよ」
宏太「水回りは心配なさそうだな」
これからどれくらいの時間をここで過ごすことになるか分からない。
そんな状況に置かれている今の私たちにとっては、水が使えるというだけでも十分ありがたいことだった。
お兄ちゃん組とそんな話をしていると、戸棚をのぞき込んでいた零が「あ!」と大きな声を上げた。
零「食べられそうなもの、あったよ!」
両手にゼリー飲料を掲げた零。
戸棚を見に行くと、中にはビスケットなどの栄養調整食品やミネラルウォーターがいくつも入っていた。
照「とりあえず、それ食うか」
翔太「みんな好きなの選んでいいよ」
亮平「俺イチゴ味がいい」
愁「人数分のコップある?」
海斗「残りの水は冷蔵庫にしまっておくね」
食べるものが見つかったことで、みんなの顔が明るくなる。
私たちは食事を済ませ、2階の部屋で休息をとることにした。