Half in Doubt

なんとなく感じた違和感。

それがなんだか怖くて、私はそばで目を閉じていた亮平の体をゆすった。

すみれ「亮平、起きて!」
亮平「ん・・・・・・」

私の声に一瞬顔を歪めた亮平が、目を覚まして私の姿を瞳に映す。

亮平「すみれ?」
すみれ「よかった、起きた・・・・・・」

亮平は起き上がると、私と同じように部屋の中をキョロキョロと見回した。

亮平「ここどこ?」
すみれ「わからない・・・・・・私も今目が覚めたばっかりで」
亮平「とにかく、みんなを起こそう」

亮平の言葉に頷いて、2人で残りのメンバーに声をかける。

海斗「え・・・・・・」
宏太「なんだ、ここ」
愁「どこ?」

目を覚ましたみんなは、私や亮平と同じく部屋の中を見回していた。
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