Half in Doubt

慧に同意しようとしたところで、私よりも先に翔太が声を発した。

翔太「海斗」
海斗「......な、何?」
翔太「寝る前、最後に大ちゃんと一緒にいたの、海斗だったよね?」
慧「ちょっと待ってよ翔太」
照「海斗のこと疑ってるのかよ」

翔太の言葉に、その場がざわつく。
私たちが寝る前、海斗は大輝にシャワーを借りていた。

翔太「最後に一緒にいたやつが怪しいのは当然だろ」
海斗「違う、俺じゃないよ」
翔太「じゃあ誰が大ちゃんをあんな風にしたんだよ!!」
海斗「俺じゃない!!」
照「海斗......!」

海斗は逃げるように部屋を出ていってしまった。
そのすぐ後を照が追いかけていったけど、私はそれをただ見ていることしかできなかった。
同じくその様子を見つめていた翔太が、ため息をついてしゃがみこむ。

翔太「......言い過ぎたよな、俺」
亮平「翔太の気持ちも、わからなくないよ」
宏太「ちょっと前までは、こんなんじゃなかったのにな」
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