Half in Doubt
ほらこれ、と零が指さす先、ドアのすぐ横には階段があった。
その階段は上の階へと続いていて、上の階からは明かりが漏れている。
この階段の先に、誰かがいるのかもしれない。
翔太「......行ってみよう」
先陣を切って進みだした翔太に続いて、私たちも階段を上った。
階段はこの建物の2階へと続いていた。
愁「うわ、ドアがいっぱいある」
2階には廊下の左右に5枚ずつ、全部で10枚のドアが並んでいた。
そして、それぞれのドアのそばには小さなカメラが取りつけられている。
亮平「なんだろう、これ」
亮平がそのカメラをのぞき込むと、そのすぐ隣のドアからガチャリと音がした。
恐る恐るドアノブを回す亮平。
亮平「......開いた」