Half in Doubt

缶を傾けて中を覗いた慧が顔をしかめる。
床に広げてみると、ピースは白と黒の2色しかなかった。

すみれ「ものすごく難しそう......」
慧「なんでこんなところにパズルなんてあるんだろう」
翔太「嫌がらせじゃない?」
零「何してるの?パズル?」

私たちの様子に気づいた零が、輪の中に入ってきた。
......かと思いきや、床に座ってピースを合わせ始めた。

愁「え、矢花それやるの!?」
零「うん。だってどうせ他にすることないし、亮平はご飯作ってるし」
翔太「たしかに、暇つぶしにはなりそうだけどさ」
宏太「照、なんかあっちで楽しそうなことやってるぞ」
照「マジ?」
慧「この人数だったら完成させられるんじゃない?」
愁「......やってみるか」

亮平以外のメンバーがみんな集まってきて、パズルを組み立て始める。
一方の亮平はキッチンでお米と格闘していて、邪魔しないほうがよさそうだ。
最初は一歩引いていた愁が参加したのをきっかけに、私もパズルづくりに加わってご飯が出来るのを待った。
< 56 / 137 >

この作品をシェア

pagetop