Half in Doubt
亮平「ごめん、ご飯ちょっと失敗しちゃった......ってお前ら、聞いてる?」
亮平のその声が聞こえた時点でパズルを始めてから数十分が経っていたにもかかわらず、完成しているピースはたったの10個だけだった。
すみれ「全然進まないね」
宏太「意外と難しいな」
翔太「ずっとピース見てると目がおかしくなりそう」
照「床に寝っ転がってたから、体痛ぇし」
零「そろそろお腹空いたね」
慧「山田、ご飯まだ~?」
亮平「だから、できたけど失敗したんだって」
失敗したという割に、キッチンの方からはいい香りが漂ってきている。
亮平「イスないから床で食べることになっちゃうけど」
と亮平が持ってきてくれた器からは湯気が上っていた。
慧「リゾットだ......!」
翔太「うまそう......!」
すみれ「これのどこが失敗なの?」
亮平「ご飯の炊き方がわかんなくて、お粥みたいになっちゃってさ」
ごまかす為にリゾットにした、と苦笑いする亮平の横で、スプーンを口に運んだ照が目を見開く。