Half in Doubt
だけど、票数が同じになるようにしてはいけない、とは言われていない。
すみれ「そっか」
照「同率だからって全員が石になっちゃったら、ゲームが成り立たないしな」
亮平「だったら、心配ないか」
それぞれ投票する人を割り振ったところでタイミングよく鐘が鳴り、私たちは慧の部屋を後にした。
自室に入ると、昨日と同じように“投票の時間です”の文字が映し出されていた。
海斗、慧、零が抜けて5枚になった顔写真。
私が投票することになっているのは愁だ。
これで、いいんだよね......。
画面が“集計中です”の表示に変わり、ふっと息を吐く。
これで犠牲者が出ないなら、残りの期間も全部同じように投票して、みんなで最終日を迎えられたらいいのに。
そんな私の想いは、10分と経たないうちに砕け散った。
集計が終わったはずの10分後になっても部屋のドアは開かず、代わりに画面にはこんな表示とみんなの顔写真が出ていた。