社長の溺愛にとかされて
ときめくデート
次の日曜日、さっそくデートをする事になった。

土曜は溜まった洗濯物を洗ったり、食材を買い足したり、
デートの準備もしたりと、あわただしく過ごす。

スカートなら職場の時とあまり変わらないし、
だからと言ってズボンだと、かっちりしすぎ?
そもそもジーンズはあまり穿かないし・・・

押し入れの中の服を出したり入れたりする。

やっぱりスカートかな、
女の子らしいし、上をカッターシャツにしなければ、
そんなオフィスっぽい感じにもならないかも。

結局、薄いピンクのふわりとしたスカーチョに、
白いビジューのついたシャツを着る。

うん、これならよそ行きって感じで、女の子らしい。

ピンクに合う靴ってあったっけ?

そう考え、ここも職場と同じようにならないよう、
あえてパンプスではなく、スニーカーにしてみる。

一見、かっちりと崩した感じがミスマッチだが、
真っ白でシンプルなスニーカーは、上手くまとまってくれる。

デートどこに行くか分からないし、これなら多少歩く事になっても、
大丈夫だよね。

自分の姿を鏡の前でチェックして、笑顔を向けた。
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