契約結婚の陰に隠された真実の愛〜言葉に出来ない気持ち〜
「お前は嘘つけないな、やっぱり亜実か、亜実以外考えられないからな」

「社長、申し訳ありません、社長が食事を召し上がることが出来なくなり心配で、亜実さんの料理なら召し上がって頂けるかと思い頼みました」

「どうやって亜実と連絡取ってたんだ」

「自分の名義のスマホを持ってて頂きました」

「そうか、何故俺は亜実と会えないんだ、もう熱りは覚めただろ?」

「亜実さんのご意向です、社長には相応しい女性と結婚して欲しいとのことです」

「それなら住み込みで雇い入れる、俺が雇い主なら問題ないんだろ」

「社長のお気持ちは大丈夫ですか」

「大丈夫だ」(俺は亜実に会いたいんだ)

「住み込みでは、二人の関係を今の状態で維持するのは難しいかと思います、それに亜実さんが住み込みでは承諾して頂けないかと思います」

「わかった、通いで今まで通りの契約で雇い入れる、ただし一つ条件がある、夕食は俺が帰宅してから支度してくれ」(そうじゃないと亜実と話出来ない)

「かしこまりました、亜実さんに伝えます」







































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