ずるい。

するすると腕から袖を抜くと、一気に恥ずかしさが増す。

「わたしだけ恥ずかしいのずるい…。
藤原さんもシャツ脱いで。」

「おっさんの体だからね、ハードル下げてよ?」

「わたしのもハードル下げて欲しいから、おあいこだよ。」

そう言い合って脱いだ彼の体は、ハードルを下げる必要なんてなく、鍛えたかのような引き締まった体だった。

「…かっこいいよ。」

藤原さんに抱えられるようにベッドに倒れ込んだ。

「ねぇ、雫?」

「なぁに?」

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