身長差30cm、年の差12才、この恋あり
圭吾君に一つにいい忘れた事があると言われた。


9月の終わり頃に、中学と高校の体育祭がある為、お弁当の大量発注することを告げられ。



どういう事なのか。



小学校はコンビニから少し離れた場所にあるが、中学と高校はコンビニの目の前にあるので、見学に来た親がお弁当を買うのだ。



「店長、覚悟をしてくださいね。その日は全員出勤にしますから。」



想像が全く出来ないし、発注量がどのくらいなのか、検討もつかな



「店長、仕事の続きを教えますよ。」



苦手なパソコンを教えてもらう事になった。



みんなのシフトの入力と、ローテーションも組まなくてはいけない。



ため息をつきながら必死に覚えた。



圭吾君がここ最近彼女と連絡がとれていないと、話し出した。



遠距離もあるが、彼女は圭吾君の仕事を理解出来ないらしい。



彼女は大学生だから一緒に遊びたいが、圭吾君の仕事は不規則で、土日も休めないのが嫌なのだ。



新店の店長になれば、今より過酷な仕事量になるし、休めないのが分かっている。



大学生の彼女に、理解してもらうのは本当に難しいと思う。


「今度彼女と一緒に、うちにご飯食べにおいでよ。料理作るのは聖夜なんだけどね。」



「俺がなんだって 。」



もう、なんで、聖夜がいるの。



仕事しなさいよ。



「もう直ぐ21時だよ。」



もう21時なんだ。



まだまだ、覚えなくてはいけない事がたくさんあるけど、一度には頭に入りそうもないから、今日は帰ろう。



まだ、まだ、覚えたいことがたくさんある。



コンビニの仕事を甘く見すぎた。









< 88 / 147 >

この作品をシェア

pagetop