青春の思い出
二人の彼女
優しい貴女は年上の人。
そして可愛い貴女は年下の人。
やっぱり、どちらも愛している。
どちらを選ぶことはできない。
だけど、二人が鉢合わせになった時
僕は二人を失ってしまう。
そんなことはとてもできない。
だけど、僕が一番恐れていたことが
起こってしまった。
彼女たちが僕の部屋で
鉢合わせになってしまった。
当然、年下の彼女は泣き出した。
年上の彼女は怒って同棲を解消する。
つまり、婚約を解消すると言った。
最終的に優柔不断な僕から
彼女たちは去っていった。
それから年齢を重ねた時に
ふと思い出していた。
あの時、悲しい別れとなった
彼女たちが幸せになったのだろうかと。
遠くからでもいい。
彼女たちが幸せであってほしいと
願ってやまなかった。
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