幼なじみの吸血鬼くんが本気を出したら。
「もう!からかわないで!」

「りり可愛い」

誤魔化さないで!

「ふん」

頬を膨らませてそっぽ向いた。

「怒んなって」

玲音はなだめてくるけど、許してやんない。

「じゃあ、ご飯食べて。感想聞きたい」

「りょーかい」

オムライスをスプーンですくい、口に頬張った。

噛み締めるように食べているようだった。

「………これ、どこで」

「玲音のお母さんに習ったの。だって、玲音の好物でしょ?」

「………ありがとう」

やっぱりお母さんの味ってすごいんだな。
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