夫婦蜜夜〜エリート外科医の溺愛は揺るがない〜
当直明けだからだろう、眠たそうな目をしている。それでなくても私が入院しているせいで迷惑をかけているのがしのびない。
「お疲れさまです」
「ああ。どうだ?」
「もうすっかりよくなりました。早く帰りたいです」
「そうか」
フッと口元をゆるめて微笑む姿に胸がキュンと高鳴る。忙しい身なのにこうして毎日会いにきてくれると、なんだかくすぐったい気持ちになる。
「今日は他に誰か見舞いにきたのか?」
「いえ、あ、清山さんがきてくれました」
「そうか」
新さんはソファに座っていた私の隣に寄り添うように座り、身体ごとこちらを向いた。至近距離で見つめられると、心拍数が跳ね上がって落ち着かない。
どうしてかだなんて、その理由はすでに知っている。
どうしようもないほど、新さんを好きだから。彼と出会って一緒にすごすうちに、いろんな一面を知っていつの間にかなくてはならない存在になっていた。
新さんのさり気ない優しさや笑顔にキュンとして、そばにいるだけでこんなにも胸が温かくなる。それは恋をしているから。
隣にいてくれる時間が当たり前になった今、離れるなんて考えられない。
それほど大事でかけがえのない人だ。