嘘つきシンデレラ

肌にふれるシーツ




あっ。



社長が帰ってきた。



さとみは自分の部屋で、音に気付く。



夜中の12時半。



いつもより早い。



珍しいな。



ちょっと、大きな開閉音や、



物の動く音。



飲んでたのかな。



もうベッドに入っていたさとみは、



ちょっと心臓をドキドキさせたものの



社長のことを思い浮かべながら眠りについた。













ふと、誰かの声で目を覚ます。

< 53 / 248 >

この作品をシェア

pagetop