愛は惜しみなく与う③
ん?何があなたも?


「杏様?昨日そのまま寝たでしょう。お風呂は入ってらっしゃい」

「えーーもう少しダラダラしてから」

「いけませんよ。先に入って」

「オカンみたいやな」

「オカンで結構!さぁ」


志木に何故か風呂場へ押し込まれて、バスタオルとちゃっかり着替えも渡される。
いやいや
下着どっから取ってきてん、こいつ

まぁええわ


そんな風呂いけ言われる?なんか臭かったかな?とりあえず自分を嗅いでみるが、よくわからない


昨日は帰ってきたら倒れるように寝た

車で寝てたけど、限界やった


朔もあたしと同じように、車で爆睡してたらしいけど、泉は起きてたみたい。

泉と志木は仲良くなったんかな?


脱衣所でポイポイ服を脱いで、しっかりホカホカのお湯が張られた風呂に入った。

準備満タンやな


これから1ヶ月志木いるんか

ご飯とか家事とかやってくれるんやろうな。
楽やけど……志木おらんなった時に、すっごい恋しくなりそう

よくできた執事やからなぁ


あたしは風呂に浸かりながら、ぼけーーっと目を瞑り、体の芯まで温まっていくのを感じていた


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