mariage~酒と肴、それから恋~《7》
:*:☆――:*:★――:*:
それから一回店を訪れたけど、加地くんには会えなかった。
加地くんとまた会えたのは、2ヶ月くらい過ぎたころ。
あー、今週も忙しく、よく働いたぁ。
寿退職した同僚の穴埋めの人員が、ようやく来週入社する…って、やっとかよ!しんどかった~。
あー、でも、仕事教えるのも大変なんだよな~。
来週からは、今週とは別の忙しさが待っている。
だから今夜は、滋養強壮に行かなくっちゃ。
ってことで、やって来た。
赤いのれんの中華料理店の入り口でばったり居合わせた。
ラフなスウェット姿の黒髪クールな塩顔男子。
「あ!久しぶり~」
手を上げて挨拶すると、
「あ、どうも」
加地くんもあたしに気づいて、小さく頭を下げた。
2か月ぶりでも、あたしのこと覚えててくれた。
良かった。
店に入ると、いつも通り元気な栄子さんが迎えてくれた。
「あらー!なごみちゃん、加地くん、いらっしゃい!カウンター空いてるからどうぞ!!」
カウンターがちょうど並びで2席空いていた。
「餃子、餃子♪」
それから一回店を訪れたけど、加地くんには会えなかった。
加地くんとまた会えたのは、2ヶ月くらい過ぎたころ。
あー、今週も忙しく、よく働いたぁ。
寿退職した同僚の穴埋めの人員が、ようやく来週入社する…って、やっとかよ!しんどかった~。
あー、でも、仕事教えるのも大変なんだよな~。
来週からは、今週とは別の忙しさが待っている。
だから今夜は、滋養強壮に行かなくっちゃ。
ってことで、やって来た。
赤いのれんの中華料理店の入り口でばったり居合わせた。
ラフなスウェット姿の黒髪クールな塩顔男子。
「あ!久しぶり~」
手を上げて挨拶すると、
「あ、どうも」
加地くんもあたしに気づいて、小さく頭を下げた。
2か月ぶりでも、あたしのこと覚えててくれた。
良かった。
店に入ると、いつも通り元気な栄子さんが迎えてくれた。
「あらー!なごみちゃん、加地くん、いらっしゃい!カウンター空いてるからどうぞ!!」
カウンターがちょうど並びで2席空いていた。
「餃子、餃子♪」