冷徹社長の初恋
私も改めて謝罪した。

「申し訳ありませんでした。山田君をはじめ、子ども達には室内で走ったり、暴れたりしないように、改めて指導していきます」

そう頭を下げて、室内に向かおうとすると、不意に腕を掴まれた。

「えっ?」
「社長?」

私と秘書さんの声が重なった。
腕を掴んでいたのは、社長さんだった。

もう一度、体を社長さんの方に向けると、掴んでいた手は離された。

「えっと……何かありましたか?」

何かを考えている様子の社長さんに、声をかけた。



「すごいと思って」

「社長?」

秘書の方も、社長さんの真意が掴めず、首を傾げる。

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