きみこえ
The Answer
ほのかと陽太は生徒会長である湊に言われるまま放送室まで付いてきていた。
湊は校内放送で後夜祭終了を知らせ終えると二人に向き直った。
「おめでとう二人共、プリン引換券は先着一名を想定していたけれど、たまたま二枚余っているから良しとしよう」
「ありがとうございます」
【ありがとうございます!】
二人はプリンの絵が描かれたチケットを貰い、ほのかはそのチケットを手に持ち掲げると目をキラキラと輝かせた。
「この子がスケブ少女か、そう言えば君、お世話係をしてるんだってね」
「そうですが・・・・・・。それにしても驚きましたよ。その格好もそうですけど、昨日は普段の声と違っていたから全然気が付きませんでした。その声どうなってるんですか?」
嫌な予感がした陽太は何とか話題を逸らした。
湊の声は普段少年らしいアルト音域の声を出していたが、昨日の湊は誰が聞いても女の子の様な声をしていた。
「驚く事はないさ。私は普段からボイストレーニングもしていてね、訓練すればこんな風に女のフリも出来るのだよ。ああ、因みにこの髪は勿論ウィッグだけど」
そう言って湊は途中から女の子の声を出したり、お下げ髪のウィッグを外したりしてみせた。
ウィッグを取るとそこには皆が知る真面目そうな黒髪短髪の生徒会長の姿があった。
今となってはその『真面目そう』という印象も、陽太が湊の中身を知ってからは『見た目だけ真面目そう』というものに変わっていた。
「それにしても君、良く見破ったね。いい作戦だと思ったんだけどな」
「半分は勘です。普通に探している人なら何度も同じ教室を開けたりしないと思ったんです」
「なるほどね。まあ、段々と色んな所を走り回るのが面倒になってね、つい手を抜いてしまったのが敗因か」
陽太はこういう事が得意そうな冬真が居なくても、何とかなった事に心底ほっとしていた。
だが、用が済めば早くこの場から離れたいという思いもあり、心がざわめいていた。
「ふむ、それでその子かい?」
「何がですか?」
「何がって、君の気になる子とやらだよ」
「うわーわーわーわーー!!」
思いもよらない湊の言葉に陽太は慌てふためき、咄嗟にほのかの両目を後ろから手で塞いだ。
ほのかはいきなりの事に何故目を塞がれたのか全く理解出来ずに、ただただ首を傾げていた。
「ち、違いますよ! そんなんじゃありません。月島さんは友達ですから!」
「ふーん、へー、ほーー・・・・・・」
そう弁解する陽太を湊はちっとも信じていない目で見ていた。
「君、そう言うけどさー、反応が一々分かり易すぎるよ?」
「そ、そんな事は・・・・・・ない筈で・・・・・・」
陽太は自信なさげに言った。
じわじわと赤面するのを感じ、陽太はほのかから手を離すとその頬を隠す様に顔の汗を拭った。
「と、とにかく! 月島さんを俺みたいにからかったり、ちょっかい出したりとかしないで下さい!」
「ほお~、からかったり、ちょっかい出したりねぇ、それってこんな感じ?」
「へっ?」
陽太はその時、完全に油断していた。
陽太が言われた事に気を取られていると、湊はあっという間にほのかとの間合いを詰め、両肩を掴み、立ち位置を入れ替えた。
それは陽太が止める暇もないくらい一瞬の出来事だった。
湊は何事だろうかとほうけた表情をしたほのかに顔を近付けた。
「おい! 何を!!」
明らかに、キスでもしているかの様な光景を目の当たりにし、陽太は全身の血が沸騰したみたいに熱くなった。
そして、気が付けば込み上げる怒りのままに湊をほのかから引き剥がし、胸ぐらを掴むとそのまま壁際に押しやっていた。
湊の背が壁に打ちつけられると大きな音と共に壁や棚が揺れ書類が床にちらばった。
それでも湊は冷静でむしろ楽しそうな笑みを浮かべていた。
「いいねえ、その顔。いつも人類みな平等っていうキャッチコピーを引っさげた様な笑顔なんかよりも、今のその嫉妬に狂って怒りに満ちた顔の方が人間臭くて私は好きだね」
「うるせえ!」
陽太は拳を振り上げ殴りかかったが、湊はそれを易々と片手で受け止めた。
「おっと、君は停学になりたいのかな? そもそも、何もしていない人間に暴力は良くないな」
「何もしていない? そんな訳っ」
「安心したまえ、君が思っているような事は何もしていないよ。嘘だと思うのならその子に聞いてみるといい」
湊の言葉がにわかには信じられず、陽太はほのかの方を向くと「何もされてない?」と不安と困惑の混ざりあった表情で尋ねた。
【いきなり熱を測られてビックリした】
「ね、熱?」
「はははっ、キスしてるようにでも見えたかい? 君のアングルからそう見えるようにしただけさ」
シニカルに笑う湊の話と狼狽し続けるほのかの話をまとめると、二人はただ単に額と額を合わせて熱を測っただけだった。
「あーーーーもう、あーもう、あーもうっ!」
陽太は悔しそうに髪を掻きながら唸った。
「俺、先輩の事嫌いかもしれません」
もし、生徒会選挙がもう一度やり直せるのなら、絶対に票なんか入れないと陽太は心に誓った。
「うん、嫌いで結構さ。君一人の清き一票があろうとなかろうと大きな問題じゃないからね」
「くっ、またそうやって人の心を読みやがって」
「でもさあ、お陰で君の心の答えが見えてきたんじゃないの? 感謝してくれたっていいはずなんだけどなー、まあ、そうやってトロトロしてると他の奴に取られるのも時間の問題かもよ?」
湊はほのかの目に入らぬよう陽太の耳元にそっと囁いた。
「余計なお世話です! やっぱりかもじゃなくて確定で先輩なんか嫌いです! 行こう、月島さん!」
陽太は苛立った様子でほのかの手を引き扉へと向かった。
「あははは、やっぱり君は面白いなぁ。ああ、そうそう、プリンは賞味期限があるから今日中に引き換えてくれよ」
湊は愉快そうに笑ってそう言ったが、陽太は返事もせずにそのまま放送室を出た。
ほのかと陽太は購買で伝説のプリンを引き換えると食堂でそれを食べる事にした。
食堂は誰もおらず、ほのかは適当な席に腰掛けた。
陽太は何となく、今の苛立った顔をほのかに見せたくなくてほのかの真後ろの席に背中合わせで座った。
ほのかは何故陽太が後ろに座ったのか疑問に思ったが、ほんの少し後ろに下がっただけで背中が触れそうな距離感に不思議と寂しく思う事はなく、むしろ安心しきっていた。
それよりも、ほのかは今目の前のプリンを堪能する事だけを考えていた。
宝の箱でも開ける様にに、慎重に、ゆっくりと蓋を剥がすとプリンの甘い匂いが溢れ出た。
伝説のプリンはスタンダードなカスタードプリンだったが、スプーンで一口すくうと、そのプリンはとんでもなく柔らかい事が分かった。
もし、このプラスチックの容器に収まっていなくて、皿に出しようものなら皿の上で原型を留めることが出来ずに水溜まりのように広がってしまう、その位の柔らかさだった。
ほのかはカラメルを軽く絡ませたプリンを口に運んだ。
すると、そのプリンが何故伝説と言われるのかが分かった気がした。
甘さが引き立つほろ苦いカラメルと溶けかけのアイスの様に柔らかいカスタードプリン、それだけではなく、生クリームをふんだんに使われたプリンの層があり、飽きのこない味わいになっていた。
これを実際作るのなら、かなりの時間が掛かるだろうし、数量限定である事も頷けた。
ほのかが天にも昇る気持ちでプリンに舌鼓を打っている間、陽太はずっと考え事をしていた。
ここ最近で色々な事があった。
冬真や翠や夏輝、時雨やクラスの皆、そして成平や湊と関わり、自分というものがどういうものなのか嫌という程気が付かされた。
本当は、もっと前から気付いていた。
だが、目を逸らして、そっぽを向いて、必死に気が付かないようにしていた。
今まで、陽太は男女問わず誰からも好かれていた。
湊の言うように誰にも平等な笑顔を振りまいてきた。
言い寄る女子は沢山いたが、特定の誰かを特別に想う事はなかった。
それが正しくて、綺麗な事だとも思っていた。
だが、ほのかが誰かと仲良くしている姿や湊がほのかにちょっかいを出す姿を見て自分の中に強い嫉妬心がある事、そして、ほのかが居ないと寂しいと思えたり、逆に一緒に居る時は嬉しく思ったり、ずっと独り占めしていたいという独占欲がある事にも気が付いた。
陽太はそんな嫉妬や独占欲なんて汚い感情が自分の中にある事を知りたくなかった。
認めたくなかった。
だが、嫉妬も独占欲も全てをぐちゃぐちゃに掻き混ぜて、その汚いものと向き合った時、陽太の中で一つの答えが見つかった。
「好きだ・・・・・・」
それはほのかには決して聞こえない呟きだった。
「好きだ、好きだ、好きだ・・・・・・」
陽太は後ろに少し下がり、ほのかの背にそっともたれかかった。
ほのかは陽太に寄りかかられ、その熱い背にドキッとしたが深い意味なんかなくたまたまだろうと思い、なるべく意識しないようにとプリンの味に集中した。
「あははは・・・・・・、なんだ、これが好きか・・・・・・しっくりくるじゃん」
陽太は赤くなった顔を隠す様に手で覆うと自嘲気味に笑った。
ほのかと陽太は生徒会長である湊に言われるまま放送室まで付いてきていた。
湊は校内放送で後夜祭終了を知らせ終えると二人に向き直った。
「おめでとう二人共、プリン引換券は先着一名を想定していたけれど、たまたま二枚余っているから良しとしよう」
「ありがとうございます」
【ありがとうございます!】
二人はプリンの絵が描かれたチケットを貰い、ほのかはそのチケットを手に持ち掲げると目をキラキラと輝かせた。
「この子がスケブ少女か、そう言えば君、お世話係をしてるんだってね」
「そうですが・・・・・・。それにしても驚きましたよ。その格好もそうですけど、昨日は普段の声と違っていたから全然気が付きませんでした。その声どうなってるんですか?」
嫌な予感がした陽太は何とか話題を逸らした。
湊の声は普段少年らしいアルト音域の声を出していたが、昨日の湊は誰が聞いても女の子の様な声をしていた。
「驚く事はないさ。私は普段からボイストレーニングもしていてね、訓練すればこんな風に女のフリも出来るのだよ。ああ、因みにこの髪は勿論ウィッグだけど」
そう言って湊は途中から女の子の声を出したり、お下げ髪のウィッグを外したりしてみせた。
ウィッグを取るとそこには皆が知る真面目そうな黒髪短髪の生徒会長の姿があった。
今となってはその『真面目そう』という印象も、陽太が湊の中身を知ってからは『見た目だけ真面目そう』というものに変わっていた。
「それにしても君、良く見破ったね。いい作戦だと思ったんだけどな」
「半分は勘です。普通に探している人なら何度も同じ教室を開けたりしないと思ったんです」
「なるほどね。まあ、段々と色んな所を走り回るのが面倒になってね、つい手を抜いてしまったのが敗因か」
陽太はこういう事が得意そうな冬真が居なくても、何とかなった事に心底ほっとしていた。
だが、用が済めば早くこの場から離れたいという思いもあり、心がざわめいていた。
「ふむ、それでその子かい?」
「何がですか?」
「何がって、君の気になる子とやらだよ」
「うわーわーわーわーー!!」
思いもよらない湊の言葉に陽太は慌てふためき、咄嗟にほのかの両目を後ろから手で塞いだ。
ほのかはいきなりの事に何故目を塞がれたのか全く理解出来ずに、ただただ首を傾げていた。
「ち、違いますよ! そんなんじゃありません。月島さんは友達ですから!」
「ふーん、へー、ほーー・・・・・・」
そう弁解する陽太を湊はちっとも信じていない目で見ていた。
「君、そう言うけどさー、反応が一々分かり易すぎるよ?」
「そ、そんな事は・・・・・・ない筈で・・・・・・」
陽太は自信なさげに言った。
じわじわと赤面するのを感じ、陽太はほのかから手を離すとその頬を隠す様に顔の汗を拭った。
「と、とにかく! 月島さんを俺みたいにからかったり、ちょっかい出したりとかしないで下さい!」
「ほお~、からかったり、ちょっかい出したりねぇ、それってこんな感じ?」
「へっ?」
陽太はその時、完全に油断していた。
陽太が言われた事に気を取られていると、湊はあっという間にほのかとの間合いを詰め、両肩を掴み、立ち位置を入れ替えた。
それは陽太が止める暇もないくらい一瞬の出来事だった。
湊は何事だろうかとほうけた表情をしたほのかに顔を近付けた。
「おい! 何を!!」
明らかに、キスでもしているかの様な光景を目の当たりにし、陽太は全身の血が沸騰したみたいに熱くなった。
そして、気が付けば込み上げる怒りのままに湊をほのかから引き剥がし、胸ぐらを掴むとそのまま壁際に押しやっていた。
湊の背が壁に打ちつけられると大きな音と共に壁や棚が揺れ書類が床にちらばった。
それでも湊は冷静でむしろ楽しそうな笑みを浮かべていた。
「いいねえ、その顔。いつも人類みな平等っていうキャッチコピーを引っさげた様な笑顔なんかよりも、今のその嫉妬に狂って怒りに満ちた顔の方が人間臭くて私は好きだね」
「うるせえ!」
陽太は拳を振り上げ殴りかかったが、湊はそれを易々と片手で受け止めた。
「おっと、君は停学になりたいのかな? そもそも、何もしていない人間に暴力は良くないな」
「何もしていない? そんな訳っ」
「安心したまえ、君が思っているような事は何もしていないよ。嘘だと思うのならその子に聞いてみるといい」
湊の言葉がにわかには信じられず、陽太はほのかの方を向くと「何もされてない?」と不安と困惑の混ざりあった表情で尋ねた。
【いきなり熱を測られてビックリした】
「ね、熱?」
「はははっ、キスしてるようにでも見えたかい? 君のアングルからそう見えるようにしただけさ」
シニカルに笑う湊の話と狼狽し続けるほのかの話をまとめると、二人はただ単に額と額を合わせて熱を測っただけだった。
「あーーーーもう、あーもう、あーもうっ!」
陽太は悔しそうに髪を掻きながら唸った。
「俺、先輩の事嫌いかもしれません」
もし、生徒会選挙がもう一度やり直せるのなら、絶対に票なんか入れないと陽太は心に誓った。
「うん、嫌いで結構さ。君一人の清き一票があろうとなかろうと大きな問題じゃないからね」
「くっ、またそうやって人の心を読みやがって」
「でもさあ、お陰で君の心の答えが見えてきたんじゃないの? 感謝してくれたっていいはずなんだけどなー、まあ、そうやってトロトロしてると他の奴に取られるのも時間の問題かもよ?」
湊はほのかの目に入らぬよう陽太の耳元にそっと囁いた。
「余計なお世話です! やっぱりかもじゃなくて確定で先輩なんか嫌いです! 行こう、月島さん!」
陽太は苛立った様子でほのかの手を引き扉へと向かった。
「あははは、やっぱり君は面白いなぁ。ああ、そうそう、プリンは賞味期限があるから今日中に引き換えてくれよ」
湊は愉快そうに笑ってそう言ったが、陽太は返事もせずにそのまま放送室を出た。
ほのかと陽太は購買で伝説のプリンを引き換えると食堂でそれを食べる事にした。
食堂は誰もおらず、ほのかは適当な席に腰掛けた。
陽太は何となく、今の苛立った顔をほのかに見せたくなくてほのかの真後ろの席に背中合わせで座った。
ほのかは何故陽太が後ろに座ったのか疑問に思ったが、ほんの少し後ろに下がっただけで背中が触れそうな距離感に不思議と寂しく思う事はなく、むしろ安心しきっていた。
それよりも、ほのかは今目の前のプリンを堪能する事だけを考えていた。
宝の箱でも開ける様にに、慎重に、ゆっくりと蓋を剥がすとプリンの甘い匂いが溢れ出た。
伝説のプリンはスタンダードなカスタードプリンだったが、スプーンで一口すくうと、そのプリンはとんでもなく柔らかい事が分かった。
もし、このプラスチックの容器に収まっていなくて、皿に出しようものなら皿の上で原型を留めることが出来ずに水溜まりのように広がってしまう、その位の柔らかさだった。
ほのかはカラメルを軽く絡ませたプリンを口に運んだ。
すると、そのプリンが何故伝説と言われるのかが分かった気がした。
甘さが引き立つほろ苦いカラメルと溶けかけのアイスの様に柔らかいカスタードプリン、それだけではなく、生クリームをふんだんに使われたプリンの層があり、飽きのこない味わいになっていた。
これを実際作るのなら、かなりの時間が掛かるだろうし、数量限定である事も頷けた。
ほのかが天にも昇る気持ちでプリンに舌鼓を打っている間、陽太はずっと考え事をしていた。
ここ最近で色々な事があった。
冬真や翠や夏輝、時雨やクラスの皆、そして成平や湊と関わり、自分というものがどういうものなのか嫌という程気が付かされた。
本当は、もっと前から気付いていた。
だが、目を逸らして、そっぽを向いて、必死に気が付かないようにしていた。
今まで、陽太は男女問わず誰からも好かれていた。
湊の言うように誰にも平等な笑顔を振りまいてきた。
言い寄る女子は沢山いたが、特定の誰かを特別に想う事はなかった。
それが正しくて、綺麗な事だとも思っていた。
だが、ほのかが誰かと仲良くしている姿や湊がほのかにちょっかいを出す姿を見て自分の中に強い嫉妬心がある事、そして、ほのかが居ないと寂しいと思えたり、逆に一緒に居る時は嬉しく思ったり、ずっと独り占めしていたいという独占欲がある事にも気が付いた。
陽太はそんな嫉妬や独占欲なんて汚い感情が自分の中にある事を知りたくなかった。
認めたくなかった。
だが、嫉妬も独占欲も全てをぐちゃぐちゃに掻き混ぜて、その汚いものと向き合った時、陽太の中で一つの答えが見つかった。
「好きだ・・・・・・」
それはほのかには決して聞こえない呟きだった。
「好きだ、好きだ、好きだ・・・・・・」
陽太は後ろに少し下がり、ほのかの背にそっともたれかかった。
ほのかは陽太に寄りかかられ、その熱い背にドキッとしたが深い意味なんかなくたまたまだろうと思い、なるべく意識しないようにとプリンの味に集中した。
「あははは・・・・・・、なんだ、これが好きか・・・・・・しっくりくるじゃん」
陽太は赤くなった顔を隠す様に手で覆うと自嘲気味に笑った。