続・カメレオン王子とひとりぼっちの小鳥ちゃん
「琴梨?
どうした?」
「え……と……
見て欲しいものがあって……」
そう言いながら、
恥ずかしそうに寝室から出てきた。
「どう……かな……?」
これはヤバい!
か……カワイイ!!
琴梨が結婚式で着ていくはずだった、
すみれ色のワンピースを着て、俺の前に現れた。
「礼音くんに……もう一度……
このワンピースを着ているところを……
見て欲しいなと思って……」
すっげー似合っている。
俺は言葉が出ないまま、固まってしまった。
「礼音……くん?」
俺は琴梨を抱きしめた。
「やっぱり俺、
この服を着た琴梨を、
俺以外の男に見せたくない」
「え?」
「だからさ、この服は、
他の男の前では着るなって言ってんの」
「わかった……
礼音くんの前でしか……着ないから……」
俺はガキみたいなことを言っているのに、
素直に聞き入れてくれた琴梨が可愛くて、
抱きしめながら、琴梨の頭を優しくなでた。