続・カメレオン王子とひとりぼっちの小鳥ちゃん
☆礼音side☆
夕飯と、
琴梨が買ってきてくれたケーキを食べ終わると、
俺たちは二人でソファに座った。
「礼音くん、ちょっと待っていてくれる?」
琴梨は俺にそう告げると、
寝室にパタパタと駆けていった。
琴梨が俺の所に戻ってきてくれて、
まだ3日しかたっていないが、
前よりももっともっと可愛くなっている。
前までは、俺が遅く帰ってくるまで、
メイクを落とさず、コンタクトのままで、
桜色のパジャマを着て待っていてくれた。
でも最近は、
メイクも落として、メガネ姿で、
上下グレイのスエット。
この、ゆるい感じがまた可愛い!
しかも、会社やお出かけの時には、
メガネを外し、
白いシャツに、パステル系のスカートを
可愛く着こなし、出かけていく。
このギャップに、
俺はやられてしまっている。
昨日なんて
「私も……ひざ枕……して欲しい……」って、
リンゴみたいに顔を赤らめて言ってきた。
膝枕をして、
琴梨の頭を優しくなでてあげると、
「これからも、礼音くに甘えてもいいかな?」
だって。
いいに決まってる。
俺に甘えてくる琴梨が、
可愛くてしょうがないから。
そして俺の膝の上で、
嬉しそうに読んだ小説の話をしてくれた。
その小説のおかしなところを俺が突っ込んで、
「おかしくないよ」と琴梨が必死で説明して。
そんなやりとりも、
案外面白いなって、初めて知った。
俺がそんなことを思っていると、
寝室のドアが開き、
琴梨が顔だけ、ひょこっと出した。