卒業まで100日、…君を好きになった。



「わー! 待て待て! 落ち着け! お前ら順番くらい守れって~!」



群がるクラスメイトを必死に抑える瀬戸くん。

黙々と紙コップにジュースをついでいる平くん。


そしてわたしはあわあわと、3つのホールケーキを小さく切り分けていた。


終業式前の昼休み。

わたしたちは計画通り、クリスマスパーティーをサプライズで開いた。


協力者はなんと瀬戸くん。

ジュースやお菓子をたくさん運んでもらって、ついでにパーティーの盛り上げ役をお願いした。


まあ全部、平くんが直前になって半強制的に押しつけたんだけど。

瀬戸くんも乗り気だったし、いまも楽しそうにしてくれているからよかった。
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