卒業まで100日、…君を好きになった。

「わたしは全然だよ!? 瀬戸くんと仲良しなのは、平くんだから」

「じゃあやっぱり、平くんと唯は仲良しなんだねぇ」

「そ、そうは言ってないじゃん……」

「あはは! だって唯、ちらちら平くんのこと気にしてるし」



えっ。

そんなにちらちら見てたかな。

少しは見てたかもしれないけど、でも別に深い意味があるわけじゃない。



「それに平くんも、何気に唯のこと見てるし」

「……気のせいじゃない?」

「唯、顔真っ赤」



顔が赤いのも深い意味はない!

なんとなく、照れくさかっただけだもん。


奈々のからかいから逃れるために、教室をぐるりと見渡した。

そしたらクラスメイトの輪に入らずに、ぽつんと席に座ったままでいる子がひとり。

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