卒業まで100日、…君を好きになった。

「え……ええっ!?」



なんでわかるの!?


思わず飛びのいて、木内さんのお人形みたいな綺麗な顔をまじまじと見た。


じわじわと顔が熱くなっていく。

これじゃあ黙っていてもYESって言ってるようなものだ。



「やっぱりね。でも篤はだめだよ。あげない」

「あげないって……」

「篤はわたしのだから」



つややかな髪を指先にくるくる巻きつけながら、木内さんは言った。

その言い草にムッとして、思わず彼女を睨んでしまう。



「平くんはモノじゃないです」

「別にわたし、モノだなんて言ってないけど? ただもうわたしが予約済みだからさ」

「予約?」

「そう。受験が終わったらまた付き合うの、わたしたち」
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